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学長あいさつ
President

学長 坂野 康昌

専門学校から大学へと
踏み出す

近年の医療技術の急速な進歩により、診療放射線技師には高度な知識や技術に加え、課題を発見・解決する研究力、多職種と連携する力、患者さんに向き合う力が今まで以上に求められています。こうした変化に対応するため、本学は2027年4月、専門学校から4年制大学へと移行し、「中央医療大学」として新たな一歩を踏み出します。大学化により卒業時には「学士(診療放射線学)」の学位が授与され、大学院進学や研究職など将来の選択肢も広がります。

「継続力」と「実効実現力」を育て、
社会に貢献できる技師へ

私が本学の教育で大切にしているのは、「継続力」と「実効実現力」という二つの力を身に付け、社会貢献へとつなげていくことです。診療放射線技師にとって、卒業や国家試験合格はゴールではありません。医療技術は日々進歩しており、その変化に合わせて生涯学び続ける「継続力」を欠かせないためです。また、知識を持っているだけでは十分ではなく、それを医療現場で行動に移し、問題解決や患者さんの支援へと結び付ける「実効実現力」も同様に重要です。この二つの力を土台に、安全で質の高い医療の提供に加え、チーム医療や地域医療、教育、研究を通じて社会に貢献できる人材を育てたいと考えています。

「3つのE」で育む、人間力と専門性

本学では、「ここが違うぞ、中央医療大学」をコンセプトに、3つの「E」を教育の柱に掲げています。
一つ目はEnvironment(環境)。YRP横須賀リサーチパークの新キャンパスで少人数教育を行います。
二つ目はEducation(教育)。専門知識・技術に加え医療英語にも力を入れ、国際的な視点を養います。
三つ目はExperience(経験)。海外大学との交流や臨床現場を想定した学びを通じ、国際的な視野と柔軟な対応力を育みます。これに加え、本学が大切にする「安心・安全・安定」、その土台となる「心・技・体」――この三位一体があってこそ信頼される医療人が育まれると考えています。

臨床経験を活かした授業づくり

私自身、都立病院で約40年にわたり臨床に携わってきました。その経験を授業に活かし、暗記ではなく学生自身が理由を説明できる問いを多く用い、臨床推論を身に付けてもらうことを意識しています。コミュニケーションや接遇、チーム医療、リーダーシップ、医療安全、倫理といった座学では習得できないノンテクニカルスキルの育成にも力を入れ、教員が話すより学生が考え話す学生参加型の授業を取り入れています。将来、国際的に活躍できる技師になってもらうため、医療英語にも継続的に取り組んでいます。
授業では、臨床での実体験や失敗談を交えて現場と結び付けるほか、実際の症例をもとに「この患者ならどう対応するか」を考えたり、「自分が患者だったら」という視点を取り入れたりしています。また、質問しやすい雰囲気と対話を重視し、プレゼンやグループワークで主体的に学ぶ機会をつくることも心掛けています。こうした工夫を通じ、臨床で本当に必要な力とのつながりを示し、「学ぶ意味」を実感してもらいたいと考えています。

4年間の学びで人間力を鍛える

本学で学んでほしいのは、主体的に挑戦し、成長し続ける意欲を持った人です。「できる・できない」ではなく「やるか・やらないか」という姿勢を大切にし、仲間と切磋琢磨しながら専門性と人間力を磨き、しなやかに(Resilience)、新しい時代の医療を支える診療放射線技師へと成長してほしいと願っています。

学長 坂野 康昌 経歴

学歴

  • 千葉大学医学部附属診療放射線技師学校 卒業(1976年)
  • 同年、診療放射線技師免許取得
  • 明治大学法学部法律学科 卒業(1985年)
  • 首都大学東京大学院(現・東京都立大学)
  • 博士前期課程修了(修士:放射線学、2012年)
  • 博士後期課程修了(博士:放射線学、2018年)

臨床での経歴

東京都立病院で長年診療放射線技師として勤務し、管理職を歴任しました。

主な勤務先

  • 東京都立駒込病院
  • 東京都立広尾病院
  • 東京都立荏原病院

主な役職

  • 放射線技師長
  • 都立病院放射線統括技師長

教育者としての経歴

臨床経験を生かし、大学教育にも携わっています。

  • 首都大学東京 客員教授
  • つくば国際大学 医療保健学部
  • 教授
  • 診療放射線学科長
  • 順天堂大学 保健医療学部
  • 保健医療学部開設準備室 特任教授(2018年)
  • 診療放射線学科 特任教授
  • 副学科長
  • 学生部長・学科長

主な著書

  • 『診療放射線技師のための医療英語』(南山堂)
  • 『診療放射線技師のノンテクニカルスキルPlus』(南山堂)
  • 『Gold Standard 詳解 放射線関係法規』(コロナ社)
  • 『若い診療放射線技師こんなときどうする?』(ベクトル・コア)
  • 『放射線生物学』(共著、共立出版)

受章

  • 2013年 瑞宝双光章(長年にわたる診療放射線業務および医療・教育への貢献により受章)

お問い合わせ

学校法人 中央医療学園 中央医療大学 設置準備室(事務局)

〒124-0012 東京都葛飾区立石三丁目5番12号
(中央医療技術専門学校内)

TEL:03-3691-1879(代)

e-mail:chuoh@ccmt.ac.jp